再生可能エネルギー

再エネを創る人

洋上風力発電所の要素技術を磨き上げ、
再生可能エネルギーの開発・普及にチャレンジします。

Interview

技術調達本部
洋上風力エンジニアリング部

西垣 寛人

現在、どのような業務に携われていますか?

新規の洋上風力発電所を開発する場合、長期間、海上を占有するため、環境や地域住民の生活への影響、法規制などを含めた「社会性」、発電所の収益性や経済効果といった「経済性」、そして、これらの課題を解決する「技術」など、多角的な視点からの検討が行われます。現在、私は主に海底の地質・地形などの海洋調査と海底ケーブル施工に関する技術検討に携わっています。私自身、子供の頃から海や船が好きで、大学では地質学を専攻し、前職では海洋調査、海底ケーブル敷設などのキャリアがあるため、ENEOSリニューアブル・エナジーでの現在の業務は、まさに天職と感じています。

これまでENEOSリニューアブル・エナジーでの仕事で印象に残るエピソードはありますか?

昨年(2019年)11月にコペンハーゲンで開催された洋上風力発電の国際カンファレンスに参加したことです。世界中で活躍する多くの同志と情報共有ができて有意義な経験となりました。ご承知の通り、日本の洋上風力発電の実績は、海外、特に欧州諸国と比較すると立ち遅れています。しかし、海洋国家である日本は、海底ケーブルに関する高い技術力と豊富な実績を持ち、海外からも高い評価を得ているので、これを足掛かりにENEOSリニューアブル・エナジー、そして日本のプレゼンスを高めたいと思っています。

今後、仕事でチャレンジしてみたいことや目標を
聞かせてください

洋上に構造物を設置したりケーブルを敷設したりするためには、許認可や地元との調整など複雑な手続きが必要です。その役に立つと思い、現在、海事代理士の資格取得にチャレンジ中です。仕事上の目標としては、現在手掛けている洋上風力発電所の竣工後もその役目を終えるまで、長きに渡り安定稼働を見守り続けることです。 プライベートでは、前職で海洋調査船に乗っていたとき、同僚の外国人スタッフに茶道の真似事を披露して以来、茶道の魅力に魅せられてしまいました。最近、社内に茶道部を立ち上げたので、仲間とともに茶の道を究めたいと思っています。

最後に、ステークホルダーの方々にメッセージをお願いします

日本政府は、2050年までにカーボンニュートラルの達成を宣言しました。ENEOSリニューアブル・エナジーは「再生可能エネルギーで世界を変える」と本気で考え、愚直な挑戦を続けている集団であり、地域や関係者の方々との関係構築も真摯に取り組んでいくつもりです。至らない点がありましたら、忌憚なくご指摘いただき、温かく見守っていただきたいと思います。そして、脱炭素社会の実現に向けて、共に歩んでいきましょう。

関連ページ
  • 洋上風力発電事業

再生可能エネルギー