地域とともに / プロジェクト紹介

響灘ウインドエナジーリサーチパーク

2018年4月#陸上風力発電#太陽光発電#ハイブリッド

未来に向けた⾵⼒と太陽光のハイブリッド型発電所

2018年1月、北九州市響灘地区において、ジャパン・リニューアブル・エナジー(JRE)初のハイブリッド型発電所での商業運転が始まりました。 このプロジェクトは、2013年夏の北九州市の「響灘地区への風力発電関連産業の集積促進事業」の公募で、株式会社北拓とJREが共同事業者として応募した「響灘ウインドエナジーリサーチパーク」が選定されたことから始まりました。2社は、本事業を実施する事業会社として、響灘ウインドエナジーリサーチパーク合同会社を設立してプロジェクトを進め、2017年9月に太陽光発電の商業運転開始、2018年12月に風力発電を含めた発電所の竣工となりました。

この発電所の特長は大きく分けて二つあります。

一つは風力と太陽光のハイブリッド型発電所であることです。響灘ウインドエナジーリサーチパークは、単一の連系変電設備の下に風力発電所と太陽光発電所を設置し、両者を融合させた運営をします。そのノウハウやデータを蓄積していくことにより、今後、系統の利用率を高める複合型の発電所を設計し、運営する準備をしていきます。

もう一つは商業運転しながら、実証研究をすることです。そもそも、北九州市は、響灘地区を洋上を含めた風力発電の拠点にしたいという構想を持って公募を行いました。 株式会社北拓とJREはその構想に沿って応募し、会社の名前にも反映させています。 実際に洋上風力用の1基3.3MWの大型風車(同機種が日本に設置されるのは本発電所が初)を海に面した地域で運営することにより、その運営・管理のノウハウの取得、発電データの蓄積と人員のトレーニングを可能にし、将来の洋上風力発電所の運営にも役立てようと考えています。

このような二大特長は、今後の再生可能エネルギーに大きな影響を与えていく要素であり、響灘ウインドエナジーリサーチパークは未来に向けた風力と太陽光のハイブリッド型発電所と言えるのです。

関係者の声

※ 所属等はコメントを頂いた当時のもの

ハイブリッド型発電所として次世代の発電事業に活かしていきます

ジャパン・リニューアブル・
エナジー株式会社
酒井 祐豪

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メンテナンス業者として実証研究及び人材育成を中心として事業に係わります

株式会社北拓 取締役副社長
吉田 悟 様

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これからも御社と協力していくことを楽しみにしています

北九州市 港湾空港局
エネルギー産業拠点化推進室
エネルギー拠点化推進課 課長
須山 孝行 様

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