サステナビリティ / マテリアリティ(重要課題)
ジャパン・リニューアブル・エナジー(JRE)の中核であるビジョンは、再生可能エネルギーの供給が持続可能な社会の実現に貢献するという信念に基づいています。このビジョンは、次の2つの重要なゴールの達成をめざしています。
JREでは、太陽光、陸上・洋上風力、バイオマス、小水力など、多様な再生可能エネルギーの電源を開発しています。バイオマス発電所は2019年に運転を開始し、天候によらず24時間発電できるため、再生可能エネルギーの安定供給に大きく貢献しています。2023年3月、運転中発電所の設備容量合計は約77万kWに達し、再生可能エネルギーによる発電により、JREはCO2換算で年間約51万t-CO2の温室効果ガス排出量削減に寄与しています。
JREは、次の3つの手法により、日本のエネルギー自給率向上とエネルギーシステムのレジリエンス向上に貢献します。
再生可能エネルギーの安定供給のため、JREは新たな取り組みも始めました。2021年に大型蓄電池併設の太陽光発電所を建設し、2022年から運転を始めました。太陽光発電所における大型蓄電システムの導入と電力取引を最適化するシステムの活用により、電力供給時間帯のシフト、電力需給のインバランス回避、予測技術の高度化などを実証しています。更に、洋上風力の風況解析に関し、大学等と共同研究を進めています(東京大学と新しい風況観測方法の研究、九州大学等と風車ウエイク研究)。2022年には太陽光発電所併設のデータセンターを開設し、昼間は太陽光発電による電力、夜間等は市場から調達する非化石証書付きの電力を使用するグリーンデータセンターとして運営しています。また、フィードインプレミアム(FIP)制度において、JREグループはアグリゲーター(再エネ電源をたばねて蓄電池システムなどと組み合わせて需給管理を行い、市場取引を代行)の役割も担っています。
購入する電力については、2021年から非化石証書付きのものに切り替え始め、JREグループは再生可能エネルギーの発電によりCO2を発生しない電力を供給するだけでなく、調達する電力についてもCO2フリーとする取り組みを始めました。
※下記表は横にスクロールしてご覧ください。
気候・エネルギー関連指標 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022* |
---|---|---|---|---|
運転中発電所の設備容量合計 *1(万kW) (各年度末時点) |
34.5 | 41.9 | 54.2 | 77.4 |
太陽光(万kW) | 28.2 | 34.7 | 41.9 | 62.0 |
陸上風力(万kW) | 3.9 | 4.8 | 9.9 | 13.0 |
バイオマス(万kW) | 2.4 | 2.4 | 2.4 | 2.4 |
建設中発電所の設備容量合計(万kW) (各年度末時点) |
39.3 | 41.0 | 33.3 | 10.4 |
再生可能エネルギーの年間総売電量(万kWh) | 50,507 | 59,821 | 66,353 | 119,207 |
年間CO2削減効果(t-CO2)*2 | 227,984 | 267,763 | 284,449 | 514,056 |
* 2023年3月まで15か月
*1 2020年に買収した台湾の太陽光発電所(約0.2万kW)を含むが、この項目以外のデータには含めていない
*2 「地球温暖化対策の推進に関する法律」に基づく売電先の電気事業者ごとの排出係数により算定
(各年度末時点での最新の係数にて算定)
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