再生可能エネルギー

再エネを創る人

自然や地域の方々との触れ合いを起点とした
風力発電所適地選定のフィールドワークを続けています。

Interview

事業開発本部
開発第2部 開発第4チーム

梅澤 久恵

現在、どのような業務に携われていますか?

陸上の風力発電所の建設適地を探す仕事です。まずは、机上調査を行い、環境省が公表している「風況マップ」を参考に安定した風が吹いている地域を探し、その場所の地形や道路状況を道路地図や某有名地図サイトを使いこなし候補地を絞り込みます。次に、実際に現地に足を運び、状況を確認し、実際の風況をモニタリングする観測塔設置許可を得るため、地権者や地元コミュニティ、行政などの関係者とファーストコンタクトを取り、観測塔の設置をするまでがチームのミッションです。

仕事を進める上で心掛けていることはありますか?

風況観測結果をはじめとした諸条件を勘案し、最終的に適地と判断されたら、次の開発担当のスタッフに引き継ぎます。この際、彼らが地元の方々とスムーズな交渉ができるようなコミュニケーション環境の基盤づくりを心掛けています。幸いなことに、私自身、初対面の人ともお話しするのが好きな性格なので、楽しみながら交流させていただいています。調査地では、畑仕事をしている人、買い物をしている人、散歩している人など様々な方にお話しを伺っています。

仕事で印象に残るエピソードはありますか?

せっかく観測塔を設置しても、風況を実測してみると、風況マップと異なり満足なデータが得られなかった時はがっかりし、風況マップに文句を言いたい気分になります(笑)。冗談はさておき、やはり、印象に残っているのは地元の方々との交流エピソードです。ある場所で、難しい交渉に落ち込んでいた時、地元の方から「私たちが応援してあげるからへこたれるな!」と、激励され、とてもうれしく、ポジティブな気持ちになれました。また、現地調査に入る際には、途中の林道で車が動かなくなったり、山頂を目指し道なき道を分け入ったり、突然の豪雨に見舞われたりと、毎回、苦労しつつも、自然との触れ合いを楽しんでいます。

最後に、今後の夢や目標を聞かせてください

風力発電所建設による、単なる経済的な地域貢献だけではなく、発電所周辺の植林や間伐などといった環境整備にも取り組み、地域に貢献したいと思っています。実は、私、3年ほど前からサーフィンに熱中しています。私を含め、多くのサーファーは環境問題に意識が高く、「山が荒れたら海も荒れる」という、生態系での繋がりを自覚しています。だからこそ、環境負荷の少ない再エネ発電の普及と環境保全は、未来にとって重要な事業だと確信しています。

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