地域とともに
2月に続き、JST(科学技術振興機構)の招へい事業「さくらサイエンスプラン」に協力し、水戸ニュータウン・メガソーラーパークにおいて、10月に中国からの高校生16名、11月にタイからの高校生15名及び引率の先生方に対し、それぞれ、発電設備について説明し、発電所と変電所をご案内しました。
中国の高校生からは、JREの設備に大いに感心した、整然とした設備環境にも日本人のまじめさを感じたという感想をいただきました。
タイの高校生からは、JREのメガソーラーパークの見学が一番興味深かった、大型の太陽光発電設備を実際に見学出来て感動したというコメントがありました。
再生可能エネルギーについて次世代にも理解していただくように、今後もこのような機会を設けていく所存です。
レンコン畑と住宅地に隣接する当発電所では、雨水排水対策として、発電所内に「浸透池」や「浸透トレンチ」を張り巡らせ、雨水を貯留浸透させ、周辺のレンコン畑と共存していくこと、併せて、造成技術で発電所の大雨等による崩壊の防止を図っております。また、自然環境保全とのバランスに関しては、地権者のご意向、環境専門家のご意見を伺いながら、鳥類が生息する林は残置し、住宅が近接する箇所には幅広く植林を行っております。
見学会では、発電所内の設備や、防災対策などについてご説明の上ご覧いただきました。参加された方々からは「風通しがとても良い」「引っ越してきたときからは想像できないほど明るくなり、住みやすくなった」などのお言葉をいただきました。浸透施設(浸透池・浸透トレンチ)の説明をしたあとには、「これなら大丈夫だ」と皆さん安心された様子でした。また、入口の発電量表示看板についても「非常にわかりやすい。気づいたら発電所ができていて、何が行われているかわからないということが多いので、内容がわかる表示や今回の説明会をしていただいて大変ありがたい」というご感想をいただきました。
今後も、JREは、地域の方々と良い関係を築き、地域に愛される発電所であり続けるよう努めていきます。
建設中の志賀西海風力の事業用地に隣接する志賀町香能区で開催された「香能の丘ふれあいフェスタ」に、昨年に続きJREブースを出展し、社員2名が参加しました。 ブースでは、かざぐるま工作とパネル展示(会社紹介や建設工事の状況等)を行いました。かざぐるま工作は多くのお子様に体験いただき、好評でした。作ったかざぐるまを持って走りまわる姿も見られました。 来年のこの時期には風車の設置工事が予定されており、イベント会場からも風車が見えることになると思います。 引き続き地元の皆様のご協力とご理解を得ながら、安全に工事を進めてまいります。
10月7日、宮城県加美町で開催された環境スポーツイベント「宮城加美町Sea To Summit 2018」にJRE社員3名が参加しました。本イベントは鳴瀬川でカヤック、里でバイク(自転車)、薬萊山ハイク(登山)の3種目(合計17.5㎞)をチームまたは個人で続けて行う競技です。 カヤック初心者の社員が乗船後30秒と経たないうちに沈没してしまうなどのハプニングはありましたが、加美町の雄大な自然を全身で感じながら、チームでゴールすることができました。
また10月21日には、秋田県能代市で開催された「第24回きみまち二ツ井マラソン」のハーフに昨年に続き社員2名が参加しました。 参加者が1700人を超える大きなイベントで、普段走り慣れていない社員も、沿道の皆様からの応援に背中を押されて完走することができました。
事業地や計画地の近くの地域の皆様と一緒に今後もこのようなイベントに参加していきたいと思います。
風力発電所の計画を進めている岩手県九戸郡軽米町で開催された「軽米秋まつり」に、今年も社員6人が参加しました。
祭りでは町内会の皆様と共に5時間かけて山車を曳き、道中、地元の中学生とお囃子に合わせて小踊りを踊るなど、地域の皆様との交流を深めました。
また、山車曳きの後にはひっつみやせんべい汁などの郷土料理をいただく機会もあり、地域文化への理解をより深めることができた一日となりました。
山形県酒田市でグローバルウインドデイの一環としてイベントを開催しました。 今年は風力発電所の建設を計画している鶴岡市八森山周辺の自治会より、30名の皆様にご参加いただきました。 まず、酒田総合文化センターで、JRE酒田風力発電所のご説明、ドローン映像を使用した計画中の風力発電所事業用地の様子のご紹介の後、参加者に紙飛行機の工作をしていただきました。 次は、風力発電所の近くに完成した県内最大規模を誇る「酒田港メガソーラーパーク」をご案内し、、参加者の皆様からは「こんなに広い発電所は初めて」というような驚きの声があがりました。
風力発電所では風車タワー内部の見学と、紙飛行機飛ばしを体験していただきました。回転するブレードと、遠くまで飛ぶ紙飛行機によって、風の力を感じていただけた見学会になりました。
石川県志賀町で建設中のJRE志賀西海風力発電所の地元である千浦地区のキリコ祭りに、JRE社員4名が参加しました。
キリコとは巨大な切子灯籠のことで、祭りではキリコと神輿がぶつかり合います。「サーセイ!」の掛け声で、キリコは、神輿が拝殿に入るのを跳ね返します。参加者は、17時頃から西日に照らされながら神輿を担ぎ、日が沈むとキリコと神輿に灯りをつけ、「サーセイ!」のぶつけ合いを19時過ぎまで行いました。
この場所でしか味わえない貴重な体験ができ、地域への理解をより深めることができました。
北九州市が主催する「グローバルウインドデイin 北九州」で、響灘ウインドエナジーリサーチパークも見学先のひとつとして協力しました。
当日は71名の台風接近のため、風速12m/sを超える強風の中での見学となりましたが、ペットボトル風車や当発電所の建設工事の様子をお見せして、風力発電の仕組みや発電所の概要をご説明しました。間近で見る風車の大きさに驚いている様子の参加者の皆さんが印象的でした。
環境省とCDP(気候変動など環境分野に取り組む国際NGO)が主催する「企業版2℃目標フォーラム」が環境省で開催され、脱炭素経営に力を入れる、住宅メーカーや海運、金融などさまざまな業種から14社が集まり、実際の取り組みや今後の目標について講演しました。
JREも、再生可能エネルギーの発電事業者として、多様な電源による再エネの発電所開発を通じて脱炭素社会の構築に貢献していくことを、社長の竹内からお話ししました。
産業界で脱炭素の流れが加速化しているとともに、再生可能エネルギーの需要と重要性が高まっていることが示されました。
風力発電所事業の計画地である、青森県七戸町の八幡岳で行われた山開き安全祈願祭に、行政や地域の皆様、JRE社員の総勢35名が参加しました。
当日は神秘的な濃霧の中、標高1000mを超える山頂の神社へ向けて登山し、神社では登山者の安全を祈願して玉串拝礼などの神事を行いました。神事を含めて2時間程度、地域の皆様と交流できた登山となりました。
毎年実施されている高知県香美市の一斉清掃のボランティアに、JRE社員が参加しました。
昨年は各地区に分かれての作業でしたが、今年はJRE社員は一地区にまとまっての活動となりました。清掃は地域の皆様と和気藹々とした雰囲気で進み、終了後には昨年のよさこい祭りでお世話になった皆様が練習風景を見学させて下さいました。今後も皆様と手を携えながら、地域の美しい景色を守っていきたいと思います。
山形県酒田市宮海地区で毎年開催されている清掃奉仕活動「酒田北港530作戦」に、今年もJRE酒田風力事務所と本社の社員が参加しました。清掃活動には酒田市内の企業や団体が参加し、酒田北港周辺の約6.5kmの道路や浜辺の清掃を行いました。
今回の活動では可燃ゴミ、埋め立てゴミ合わせて166袋分が集まりました
5月25日、東京コンファレスセター有明で開催された「 Solar Asset Management Asia」 で当社役員2名が「日本のPVセカンダリー市場」、「グリッド運用」それぞれのテーマのパネルディスカッションにおいて、パネリストとして参加しました。
また5月29 日には、環境省で行われた地方自治体の環境関連担当者の方を対象とした「地球温暖化研修」で講演し、発電所開発時の地方自治体からの協力事例や、自治体への要望等 について発表しました。
5月6日、JRE姫路太陽光発電所の地元で行われた側溝清掃へ社員3名が参加しました。高さのある側溝での作業はかなりの力作業でしたが、地域の方々のサポートを得ながら進めることができました。 また、5月19日には、開発中の風力発電所近くで行われる「三瀬八森山孟宗まつり」の事前準備に、5名の社員が参加。地域の方々や大学生ボランティアの皆さんと協力しながら、名産の孟宗竹のタケノコを使った孟宗汁の下処理をし、かっぽ酒用に竹で作られたお猪口と徳利を洗いました。社員にとっては、見たこともない程たくさんのタケノコと竹を使った準備でしたが、地域の皆様と楽しい時間を過ごすことができました。
JREは次世代育成支援を目的として、宮崎県にて、中九州大仁田山風力発電所の見学とエネルギーに関するワークショップを開催しました。主な参加者は、東京、西日本、九州からの大学生と地元の宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校の高校生(合計20名)です。 発電所紹介のビデオを視聴後、バスで発電所に向かいました。途中の林道では「こんな狭い道でブレードを立てて運んだんだ」「下を見ると怖い」というような建設過程の難しさを実感するコメントがありました。そして、青空のもと風車8基が風を受けて発電している様子に、学生たちは「大きい!」「感動」「インスタ映えする~」と声を上げ、風車タワーに入ると、制御盤・エレベータなどを興味深そうに眺めながら説明を聞いていました。
午後、再生可能エネルギーやエネルギーミックス、SDGs等についてのJRE講演に続き、『架空の国のエネルギー政策を考える』というテーマで大学生と高校生の混合チームによるグループワークを行いました。各チームにはJRE社員がメンターとして入りサポート。難しい課題でしたが、候補となる政策を考えて様々なステークホルダーの利害を分析し、納得できる政策を見つけていくことを目指して、チームごとに話し合い、発表しました。 なお、今回参加の大学生は国際NGO ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン(以下「ハビタット」)に属し、翌日は熊本地震の被災地(西原村)でボランティア活動を行いました。JREは、当該ボランティア活動を含め、ハビタットの今回の九州での活動全般についてご支援しました。 JREは今後も、発電所見学会や、エネルギーについて考えるイベントを催していきたいと思います。見学を通して感じるだけでなく、様々な角度から考え、対話し、判断する機会を提供することで、特に若い世代が、社会で生きていくための一助になれれば幸いです。
3月14日~16日に九州大学伊都キャンパスで開催された電気学会全国大会の中の再生可能エネルギー関連の日中共同の「電気学会/中国電機工程学会共同セミナー」において、JRE会長で一般社団法人日本風力発電協会(JWPA)理事の安が講演を行いました。セミナーでは、「日本におけるウインドファーム建設、中九州大仁田山風力発電所の事例から」のタイトルでJREの宮崎県にある中九州大仁田山風力発電所を例に、日本の風力発電の現状について講演しました。中国からの出席者が行った講演“Discussion on Southern China Mountainous Area Wind Farm Construction and the Soil and Water Conservation”(中国南方山岳地域での風力建設と土壌・水質保全)とマッチした内容で、終了後は同風力発電所建設工事に関して、主に中国の方からの質問が多く寄せられました。
3月5日に太陽光発電協会(JPEA)主催「太陽光発電事業者フォーラム~主力電源化に向けた太陽光発電事業者の進むべき道~」の中で行われたセッションで、JRE執行役員が講演しました。セッションでは「さまざまな条件に適合した発電事業拡大」と題し、JREが開発した33か所の太陽光発電所の中から、難易度の高かった事例を複数紹介。さまざまな土地形状や開発条件がある中、都度、創意工夫を凝らし難局を乗り越えてきたJREの取り組みは、参加者からも好評でした。
3月1日に東京ビッグサイトで開催された「PV EXPO 2018 太陽電池展」の専門技術セミナーで、JRE社員が講師の一人として「大規模事業者から見た太陽光O&Mの注力ポイント~DC側性能診断の重要性~」のタイトルで講演しました。講演ではJRE発電所の実例を交え、長期的な発電性能モニタリングにより、発電所の性能変化の把握や不具合箇所の特定が容易になることなどを説明し、参加者の関心を集めました。
2月23日に山形大学で学ぶ留学生とドイツからの大学生計30人が、JRE酒田風力発電所、酒田港メガソーラーパークを見学しました。
また、2月28日にミャンマーの大学生15人(JST(科学技術振興機構)さくらサイエンスプランによる招聘)が水戸ニュータウン・メガソーラーパークを見学しました。
酒田ではJRE職員が風力発電や太陽光発電の仕組みについて説明し、両発電所内を回り、近隣の火力やバイオマスの発電所見学と合わせて、大学生たちに発電施設について実感してもらいました。(上段の写真)
水戸では、室内で、JREの紹介や建設の工程についての説明の後、実際の発電所のオペレーションについてシステムの画面を見てもらい、外では、パネルやPCS、変電所の前でJRE職員が仕組みなどを説明しました。(下段の写真) ミャンマーの発電事情との比較からの質問など、大学生からいくつか質問も出ました。
JREでは引き続き、次世代に再生可能エネルギーについて理解していただける機会を作っていきたいと思います。
株式会社新生銀行が主催する「日本・再生可能エネルギー プロジェクトファイナンス・カンファレンス 2018」で、JRE中川副社長が講演しました。
当カンファレンスは、日本全国の金融機関を中心に100社超が参加、参加人数は約220名と大規模なもので、中川は7人の登壇者の一人として、「国内再生可能エネルギー市場の現状と今後の展望」と題した講演を行い、パネルディスカッションに参加致しました。
中川は、JREの強みである開発力と資金調達力を活かし、創業約5年で我が国トップクラスの再生可能エネルギー事業者となったことを説明。また、風力を中心とした今後の大型開発の事例も紹介し、参加者の大きな関心を集めました。その場でも、参加者から、太陽光と風力のハイブリッド型発電所への賛意表明や、洋上風力の資金面の支援につき一緒に考えたいというコメントなどをいただきました。
今後もこのような機会に積極的に参加し、資金調達力の増強を図りながら、更なる成長を目指していきます。
社員向け勉強会で、株式会社リコー 執行役員 サステナビリティ推進本部長 加藤茂夫様をお招きし、「リコーの環境経営について」ご講演いただきました。
RE100*に日本企業として初めて参加された株式会社リコー様の脱炭素社会に向けた取組、COP23をご視察された際に、地球温暖化防止に向けて世界がどのように合意し、取り組んでいるかについて関係者から聞かれたお話などをご紹介いただき、社員は熱心にお話を伺いました。質疑応答でも、日本で再エネを使おうとしている企業は増えているのかという社員からの質問に対し、日本では再エネを活用しようという企業の動きが諸外国に比べ鈍かったが最近は変わってきたというご回答を頂くなど、活発なやり取りが行われました。
地球温暖化防止、持続可能な社会創りのために、再生可能エネルギーが社会にとって必要と世界で広く認識され、更にその動きが広まっていること、様々なステークホルダーと協働していくことが重要だということなどを改めて学びました。
* 自社の使用する電力を100%再生可能エネルギーに変える世界の企業の取組